ムエタイテクニック初級

【上達】ムエタイのパンチの正しい打ち方とは【ポイントは3つ】

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【上達】ムエタイのパンチの正しい打ち方とは【ポイントは3つ】

今回はムエタイのパンチの打ち方について解説していきます。

ムエタイはキックがメインと思われがちですが、パンチはムエタイでもとても重要な技の1つです。

この記事はこのような方へ向けて書いています。

「ムエタイのパンチの打ち方を教えて欲しい!」
「ムエタイのパンチを上手に打つポイントが知りたい」

この記事で分かること

・ムエタイのパンチの打ち方
・ムエタイのパンチの最重要3つのポイント

この記事を読むだけで、ムエタイのパンチが今よりも上手に打てるようになるでしょう。

ムエタイのパンチは4種類

はじめにムエタイのパンチにはどんな種類があるか説明していきます。

ムエタイはボクシング同様大きく分けると4種類のパンチが存在します。

パンチの種類は下記の通りです。

【4種類のムエタイのパンチ】

・ジャブ
・ストレート
・フック
・アッパー

今回はジャブ、ストレート、フック、アッパー4種類のムエタイのパンチの打ち方とポイントをそれぞれ説明していきます。

※この記事ではオーソドックスという右利きの構えで説明しています。左利きのサウスポーの方は反対に置き換えて読んでみてください。

ムエタイのパンチ【ジャブ編】

ジャブは基本的に、構えてから前手で素早く真っ直ぐ相手の顔めがけて打ち込むムエタイのパンチです。

ジャブは相手との距離を測るために使用したり、コンビネーションに繋げるために使用します。

打ち方

それではジャブの打ち方を説明していきます。

  1. 前手で半歩踏み込むと同時に左手で真っ直ぐ打ち込む。
  2. 素早く元の構えに戻る。

ポイント

ジャブを放ったら元の構えに素早く戻ろう

ジャブを打ったら元の構えに素早く戻ることを心がけましょう。

ムエタイには蹴りもあるのでジャブを打ちっぱなしにしていることで、打ち終わりに蹴られてしまう危険性があるからです。

ポイント

パンチはしっかり手を伸ばそう

ジャブのスピードを意識するあまりに、腕が伸び切らない状態で手を引いてしまう方が多いです。

そうすると、相手に当たる前に引いてしまうことになるので、ジャブの効果が大きく減少します。

フェイントに使う当てないジャブも良いですが、まずは相手にジャブを当ててからでなければフェイントも効果を発揮できません。

ムエタイのパンチ【ストレート編】

ストレートは肩と腰を強く捻り、その名の通り相手に真っ直ぐ打ち込むムエタイのパンチです。

ストレートは真っ直ぐ放つパンチなので、軌道も読みづらく、攻撃力もある最も重要なムエタイのパンチと言えるでしょう。

打ち方

  1. 腰と肩を捻り出す
  2. 真っ直ぐパンチを打ち始める
  3. パンチが当たる瞬間に腰を捻り切り、後ろ足のカカトを立てる
  4. 元の構えに戻る

ポイント

しっかりと腰を捻ろう

ストレートのポイントはしっかりと腰を捻ることが重要です。

腰を捻ることにより腕だけの力だけでなく、肩と腰の力を利用した強いパンチを打つことが可能になります。

ポイント

身体が流れないようにしよう

腰を捻ることを意識するあまり、パンチの打ち終わりに前足の外側の方に体重が流れてしまうことがあります。

それにより、力が横に逃げてしまい、パンチの威力が下がってしまいます。

パンチを打つ際には前足を少し内側に力を入れるようにすると身体が流れずに済みます。

ムエタイのパンチ【フック編】

フックは弧を描くように相手の顎を横から引っ掛けるようにして打つムエタイのパンチです。

横からの攻撃は軌道が大きく見切られやすい攻撃ですが、横から打ち抜ければ脳が揺れやすく、相手には大ダメージを与えることができます。

打ち方

  1. 溜めを作るために左に腰をひねる
  2. 肩を開き始める
  3. 肩が開いたら腰を回転させ、それと同時に肩も回す
  4. 遠心力を利用して弧を描くようにして横から打ち抜ぬく
  5. 元の構えに戻る。

ポイント

肩で打つイメージ

フック系のパンチは腕だけで打とうとしがちですが、しっかりと腰を回し、肩で打つイメージを忘れないでください。

腕の力だけのパンチは軽く、スタミナも消耗してしまいます。

ポイント

遠くを打つイメージ

フックの場合、肘を折りたたんでいるので、ストレート系のパンチよりもリーチが短いです。

そのため、フックを打つ際には気持ち遠くを打つ必要があります。

もしくはフックを打つと同時に前足を半歩踏み出して距離を調節すると良いでしょう。

ムエタイのパンチ【アッパー編】

アッパーは下から上へ、顎を打ち上げるようにして打つムエタイのパンチです。

アッパーもフック同様、リーチが短いパンチですが、下から上に顎を撃ち抜くと相手に大きくダメージを与えることができます。

打ち方

  1. 腰を捻り溜めを作る
  2. 少し腕を伸ばし始める
  3. 腰を捻るのと同時に下から上へパンチを撃ち抜く。
  4. 元の体勢にもどる

ポイント

重心は低くを意識しよう

アッパーというと下から上に撃ち抜こうと身体が伸びてしまう方が多いです。

それだと力が逃げてしまい、強いパンチを打つことができません。

アッパーを打つ瞬間に重心を下に落とすイメージで、腰と肩で下から上にパンチを打ちましょう。

そうすることで、力を逃さず、強いアッパーを打つことができます。

ポイント

当たる瞬間は手首を返す

アッパーを打つ際には手首が自分の方を向くように手首を返しましょう

そうすることで最も力の入る状態でアッパーを打つことが可能になります。

同じ力で打ったパンチでも、手首の向き1つで威力が大きく変わります

ムエタイのパンチ【3つのポイント】

ここまで読んでくださった方は、ムエタイのパンチの基本技であるジャブ、ストレート、フック、アッパーの基本的な打ち方とポイントをご理解いただけだと思います。

次は、ムエタイの全てのパンチに共通する最も重要な3つのポイントをご紹介致します。

下記がムエタイのパンチの打ち方において最も重要な3つのポイントです。

最も重要な3つのポイント

  • しっかり腰を回す
  • 脇を締める
  • ガード

しっかり腰を回す

ムエタイのパンチの打ち方において最も重要と言えるポイントを説明致します。

それは、パンチを打つ際にしっかりと腰を回すことです。

なぜ腰を回すのかというと、腰を回すことによって手だけの力で打つパンチでなく、肩や腰の力も利用した強いパンチを打つことができるからです。

この腰の捻りはどのムエタイのパンチにも共通する打ち方であり強く打つコツなので最優先で気をつけましょう。

パンチが当たる瞬間に拳を握る

実は、ボクシングやムエタイなどパンチを打つ場合は拳は当たる瞬間しか握っていないのです。

それは、拳を常に握っていると力んでしまい、スムーズかつ素早くパンチを打つことができないという現象が起きるからです。

構える際には軽く拳を握るようにしてリラックスして構えます。

そして素早くパンチを打ち出し、パンチがヒットする瞬間にギュッと一瞬拳を握ります。

そうすることで、"バチン"というインパクトのある強く素早いパンチを打つことができます。

ガードは忘れずに

そして、忘れてはいけない重要なムエタイのパンチのポイントがあります。

これはムエタイだけではなく、格闘技と呼ばれるコンタクトスポーツに共通することなのですが、攻撃よりも重要なことがあります。

それは防御です。

防御が無ければどれだけ攻撃が強くても簡単に負けてしまいます。

ですので、ムエタイでもパンチを打つ際にはパンチをしている反対側の手は自分の頰にピタリとつけるようにしましょう。

そうすることで、ディフェンスも兼ね備えたパンチの打ち方をすることができます。

また、しっかりとガードを上げておくことは筋持久力を高め、ダイエットにも効果があるのでガードは常に意識をしておきましょう。

まとめ:ムエタイのパンチの打ち方の3つのポイントを忘れずに!

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでくださればムエタイのパンチの打ち方とポイントやコツをご理解頂けたと思います。

是非、日々のトレーニングで今回ご紹介したムエタイのパンチの打ち方を意識してみてください。

きっとご自身のパンチが変わることを体感できるでしょう。

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