
「ムエタイにはボクシングのWBCやWBAのような団体はないの?」
「ムエタイの団体について知りたい!」
この記事はムエタイの団体の数や特徴を知りたい方へ向けて書いています。
この記事の内容
・ムエタイ世界最高峰の団体【2大殿堂】
・世界王者を認定しているムエタイ団体【5つ】
・日本王者を認定しているムエタイ団体【5つ】
ボクシングには「WBC・WBA・IBF・WBO」など権威のある世界王者を認定している団体があります。
「ムエタイにはボクシングのような団体はないの?」という疑問を持っている人は多いと思います。
この記事ではムエタイの多数存在する日本団体・世界団体の中から権威のある団体を厳選して紹介していきます。
ムエタイ世界最高峰の団体【2大殿堂】
ムエタイには世界最高峰の団体として以下の2大殿堂が存在します。
- ルンピニースタジアム
- ラジャダムナンスタジアム
上記は正確に言うとスタジアムの名前ですが、そのスタジアムが認定しているムエタイ王者は世界最強と世界中で言われてきました。
それぞれのスタジアムについて紹介していきます。
ムエタイ世界最高峰の団体①:ルンピニースタジアム

ルンピニースタジアム(Lumpinee Boxing Stadium)は、タイ・バンコクにある世界的に有名なムエタイ(タイボクシング)のスタジアムです。
1956年に設立され、ムエタイの聖地として知られ、数多くの伝説的な選手たちが戦った場所としてその名を馳せています。
正式名称 | ルンピニーボクシングスタジアム (Lumpinee Boxing Stadium) |
設立年 | 1956年 |
所在地 | タイ・バンコク |
運営 | タイ軍(タイ陸軍が管理) |
団体HP | https://lumpineemuaythaiarena.com/ |
ムエタイ世界最高峰の団体②:ラジャダムナンスタジアム

ラジャダムナンスタジアム(Ratchadamnoen Stadium)は、ムエタイの世界で非常に重要な地位を占める、タイ・バンコクのムエタイ競技場です。
正式名称 | ラジャダムナンスタジアム (Ratchadamnoen Stadium) |
設立年 | 1945年 |
所在地 | タイ・バンコク |
運営 | ラジャダムナン・スタジアム株式会社 |
団体HP | https://rajadamnern.com/ |
世界王者を認定しているムエタイ団体【5つ】
次に世界王者を認定している団体を5つご紹介します。
- WBCムエタイ
- IBFムエタイ
- WPMF
- WMC
- ONE Championship
上記以外にも世界王者を認定しているムエタイの団体は多数存在しますが、その中でも権威あるベルトとして周知されている5団体を厳選して紹介します。
世界王者を認定しているムエタイ団体①:WBCムエタイ

WBCムエタイ(WBC Muaythai)とは、世界的に権威のあるボクシング団体「WBC(World Boxing Council / 世界ボクシング評議会)」が主催・運営するプロフェッショナルムエタイの国際統括団体です。
正式名称 | WBC Muaythai |
設立年 | 2005年 |
本部 | タイ・バンコク |
親団体 | WBC(世界ボクシング評議会) |
団体HP | https://www.wbcmuaythai.com/ |
世界王者を認定しているムエタイ団体②:IBFムエタイ

IBFムエタイ(IBF Muaythai)とは、国際ボクシング連盟(IBF: International Boxing Federation)が運営する、プロフェッショナルムエタイの国際団体です。
正式名称 | IBF Muaythai |
設立年 | 2017年 |
本部 | タイ・バンコク |
親団体 | IBF(国際ボクシング連盟) |
団体HP | https://www.ibf-muaythai.com/ |
世界王者を認定しているムエタイ団体③:WPMF

WPMF(World Professional Muaythai Federation)とは、世界プロムエタイ連盟のことで、タイの伝統格闘技「ムエタイ」のプロ競技を国際的に統括・普及するための団体です。
正式名称 | World Professional Muaythai Federation (世界プロムエタイ連盟) |
設立年 | 2004年 |
本部 | タイ・バンコク |
認可・連携 | タイ政府(スポーツ省、タイムエタイ評議会)公認 |
団体HP | - |
世界王者を認定しているムエタイ団体④:WMC

WMC(World Muaythai Council/世界ムエタイ評議会)は、タイ王国政府の承認を受けて設立された、ムエタイの国際的な統括団体です。
正式名称 | World Muaythai Council (世界ムエタイ評議会) |
設立年 | 1995年 |
本部 | タイ・バンコク |
認可・連携 | タイ政府(スポーツ省)および各国のスポーツ当局 |
団体HP | https://wmc.muaythai.sport/ |
世界王者を認定しているムエタイ団体⑤:ONE Championship

ONE Championship(ワン・チャンピオンシップ)は、シンガポールを拠点とする世界的な格闘技団体で、MMA(総合格闘技)、ムエタイ、キックボクシング、サブミッショングラップリングなど多様な競技を統括しています。
正式名称 | ONE Championship (旧称:ONE Fighting Championship) |
設立年 | 2011年 |
本部 | シンガポール |
創設者 | チャトリ・シットヨートン(Chatri Sityodtong) |
団体HP | https://www.onefc.com |
日本王者を認定しているムエタイ団体【5つ】
次は、日本王者を認定しているムエタイ団体は以下の5つです。
- WBCムエタイ
- WPMF
- WMC
- ムエタイオープン
- スックワンキントーン
日本のムエタイ団体についてそれぞれ紹介していきます。
日本王者を認定しているムエタイ団体①:WBCムエタイ

WBCムエタイ日本王座はWBCムエタイによって認定されており、WBCムエタイが運営する大会で決定されます。
これには、日本国内で開催されるWBCムエタイの認定イベントや大会が含まれます。
正式名称 | WBC Muaythai |
設立年 | 2005年 |
本部 | タイ・バンコク |
親団体 | WBC(世界ボクシング評議会) |
団体HP | https://www.njkf.info/ranking/wbc.html |
日本王者を認定しているムエタイ団体②:WPMF

WPMF日本王座は、WPMFが認定した日本国内のムエタイタイトルで、国内のムエタイ選手にとって非常に名誉あるタイトルの一つです。
この王座は、WPMFが定める厳格な基準に基づいて戦われ、日本国内での競技実績を積み重ね、WPMFの王座を獲得することを目指します。
正式名称 | World Professional Muaythai Federation (世界プロムエタイ連盟) |
設立年 | 2004年 |
本部 | タイ・バンコク |
認可・連携 | タイ政府(スポーツ省、タイムエタイ評議会)公認 |
団体HP | - |
日本王者を認定しているムエタイ団体③:WMC

WMC日本王座は、主にBOM(The Battle Of MuayThai)で開催されるWMC認定のムエタイタイトルマッチで、各階級の日本王座を決定しています。
この王座は、ムエタイの世界的な権威を持つWMCによって認定され、国内外のムエタイファンや選手にとって非常に重要なタイトルとなっています。
正式名称 | World Muaythai Council (世界ムエタイ評議会) |
設立年 | 1995年 |
本部 | タイ・バンコク |
認可・連携 | タイ政府(スポーツ省)および各国のスポーツ当局 |
団体HP | https://bom.tokyo/wmcjapan/ |
日本王者を認定しているムエタイ団体④:ムエタイオープン

「ムエタイオープン(MuayThai Open)」は、東京都墨田区に本部を置くセンチャイムエタイジムが主催する、日本国内で定期的に開催されているムエタイ大会です。
2000年代から継続的に開催され、2025年3月には第50回大会が開催されました。
正式名称 | MuayThai Open (ムエタイオープン) |
設立年 | - |
主催 | センチャイムエタイジム(錦糸町・中野) |
後援 | タイ王国大使館 |
団体HP | - |
日本王者を認定しているムエタイ団体⑤:スックワンキントーン

スックワンキントーン(SUK WAN KINGTHONG) は、日本国内で開催される本格的なムエタイ大会で、プロ・アマチュア問わず多くの選手が参加しています。
主催はノーナクシンジム東京で、タイ国政府観光庁の認定を受けています。
大会は主に東京の新宿FACEや後楽園ホールで行われ、国内外のトップ選手が出場しています。
正式名称 | スックワンキントーン (SUK WAN KINGTHONG) |
設立年 | 1999年 |
主催 | ノーナクシンジム東京 |
後援 | タイ国政府観光庁 |
団体HP | https://suk-wankingthong.com/ |
まとめ:ムエタイにもボクシングのような団体がある
ムエタイにもボクシングのように、世界的な権威を持つ複数の団体があります。
代表的な団体としては、タイの伝統的な「ルンピニー」や「ラジャダムナン」のスタジアムです。
また、世界中で認知されているWBCムエタイやIBFムエタイなどがあり、それぞれが異なる特徴と魅力を持っています。
さらに、ONE ChampionshipやWPMF、WMCなど、世界中で活躍するムエタイ団体は、プロムエタイ選手にとっての重要な舞台を提供し、ムエタイの普及と発展に貢献しています。
日本国内でも積極的にムエタイ大会が開催されており、国内外の選手が活躍する場として人気を集めています。
これらの団体や大会を通じて、ムエタイは世界中でさらに広がり、進化を遂げていくでしょう。